本「しがみつかない生き方」香山リカ

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

posted with ヨメレバ

香山 リカ 幻冬舎 2009-07

Amazon

楽天ブックス

7net

紀伊國屋書店

引き続き、ベストセラーになっていたこちらの本を読んでみた。
なぜ普通の幸せを感じられないのか、何をしたらよいのかを10章で解説している。

全体として、優しい口調で力を抜いて生きていいのよ、あなたは幸せなのよと
といている精神科医の視点で、私のような幸せを感じにくい人には入りやすい。
カツマーの向上心ありありの人には何言ってんのって感じでしょうか。

そんな中でも、香山さんが自分を例にして、私の精神科医になりたかったわけでなくて、
生活のために仕方ないのよ、生きるためなの、と言ってたり、
勝間さんのように子供もいないし、成功もしていないが、毎日ゆるやかなペースで暮らして
猫を見て笑い、親の介護を考えて暗くなるが０点ではない。と
私たちのレベルに落としてたとえてくれているのが共感がもてる。
と言っても、本を何十冊と書いているし、人からみたら成功している人のようにも思う。

共感できない部分も多かった。
仕事は食べるためで、夢を追いかけてはいけないと言っている。
確かに夢をかなえれる人ってわずかだけど、夢があるからがんばれるし、
収入が少なくても充実している人もいるのではないだろうか。

自己ＰＲしないと上にいけない社会において、ささやかに暮らしたい人は
生きにくいのではないだろうか。
私はそうだ。自己主張できず、地道にやっているだけでは評価されない。

この本は広く浅く書いてあるので、「くらべない幸せ」のほうが私には納得感が強かったな。
しかし、「ふつうの幸せ」って難しいですね。

今度は、勝間さんの本読んでみようかな。



にほんブログ村

タグ：香山リカ しがみつかない生き方