長島有里枝 × 角田光代 トークセッション ＋ 朗読の会

私の一番好きな作家は角田光代さんで、ほとんどの本を読んでいます。
旅が好きな角田さんエッセイは私の旅のスタイルとも似ているし、アジアの香りがして好きです。
小説も、何人もの心情から語る手法も好きだし、背景描写も細かく引き込まれます。

その角田さんのトークショーということで即申し込みました。
トークショーは初めてで、どんなものか想像つかなかったです。
入場料は1500円。ソフトドリンク1杯つき。
　でも、狭くて飲みながらなんて聞けない。始まる前か終わった後にぐいっと飲む。
場所は、西麻布のブックストア（書店とは呼べない）で、60人びっしり。本当に狭くて息苦しかった。
身動きひとつとれないので、利益主義でなくて、お客さんのこと考えてほしいな・・・

写真家の長島有里枝さんの本｢背中の記憶」発売にちなんで、
話題は家族について。そしてお互いの本の家族についての部分を朗読。
角田さんが、お母さんと料理についてを朗読しているとき、わたし涙が出そうなのをこらえました。
お母さんはお亡くなりになられているのですよね。ほかの本で読みました。
読み終わったとき、角田さん涙を拭かれていました。

長島有里枝は家族写真など撮られている写真家さんです。
今回初めて文章だけの本を出されたそうですが、内容は家族とのできごと。
本当に細かい記憶が書かれていて、色やにおいや音を感じ、絵が浮かぶ文章でした。
写真家さんは文才ある方が多いですが、感性が違うのでしょうか。

本を買った人にサインをいただけるということで、悩んで「八月の蝉」にしました。
衝撃を受けた内容で、一気に読んだ本です。
今度NHKでもドラマ化されるのです。再度読んでみたいし、手元に残したい本です。
以前、爆笑問題の太田さんもテレビで絶賛されていましたね。本の帯にも書いてありました。
【番組名】「八日目の蝉」
【放送予定】
2010年3月30日～5月4日（火）（全６回）
総合　 　毎週火曜　午後10:00～10:43
ＢＳhi 毎週金曜　午後　6:00～6:43

長島さんの本も買いたい気持ちでいっぱいだったのですが、
トークショーに行くまえに買い物してしまったので、残念ながらあきらめました。
でも、読んでみたい。早速、図書館に予約しよう。

八日目の蝉 (中公文庫)

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角田 光代 中央公論新社 2011-01-22

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背中の記憶

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長島 有里枝 講談社 2009-11-20

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タグ：角田光代 トークショー 八日目の蝉

コメント 2

角田光代さん、最近読むようになりました。
まさに今日、「庭の桜　隣の犬」を読み終えたところです!
細かい描写ですよね。結婚とはなんだろ。と独身の私は
悩んでしまう一冊でした（笑）
まだ３冊ほどしか読んでませんが、「対岸の彼女」がよかったな。
「八日目の蜂」読んでみようと思います。
by ふくふく (2010-01-30 20:07) 

>ふくふくさん
うれしいです～。
「対岸の彼女」いいですよね、私も大好きです。それがすきなら「空中庭園」もいいですよ。家族それぞれの目線で展開されます。映画も忠実に再現されていてすきです。
あと、「人生ベストテン」「ドラママチ」は短編が入っているのですが、読みやすいですし、おすすめです。
「「八日目の蝉」と「森に眠る魚」は長編で重い内容です。でも、余力があるとき、ぜひ読んでみてください。

by たま (2010-01-31 00:56)